こんにちは!今回は,ISO9001の要求事項5.2.2項について解説して行きたいと思います!
品質方針の伝達とは何か?その方法などを解説して行きたいと思います。最後まで読んで頂けると嬉しいです!それでは早速始めたいと思います!
リーダーシップ
要求事項を理解しよう!
5.2.2
品質方針は次に示す事項を満たさなければならない。
a. 文書化した情報として利用可能な状態にされ,維持される。
b. 組織内に伝達され,理解され,適用される。
c. 必要に応じて,密接に関連する利害関係者が入手可能である。
今回の内容はあまり難しくなさそう!
確かに今回の内容はシンプルです!ただ油断していると審査での指摘はもちろん従業員の意識低下につながります!なのでしっかり解説して行きます!
要求事項の理解
この要求事項は何を意味しているのでしょうか?それは,前回お伝えした品質方針を確立した前提がある上で読まないと覚えにくいかもしれません!まだ見てない方はぜひ一度読んでから今回の記事を見て下さい!
文書化した情報として利用され,利用される状態で維持するとはどう言うことでしょう?
この要求事項を満足するのには,まず前回の解説で行った品質方針を決定します!
そしてその品質方針をエクセルなどでまとめます!それが文書化ですね!
では利用可能な状態とは何でしょうか?手っ取り早く言うと見える化ですね!
じゃあ見える化するためにはどうすれば良いでしょうか?それは
まとめた品質方針を印刷して各職場に掲示したり看板を作成するなどして従業員が品質方針を見える状態にすることです。
そうすることで嫌でも目に入り品質方針がわかります。そしてこれを維持するのは,次の品質方針を
設定するまで掲示しておくと言うことです!
組織内に伝達され理解され適用される。これについても似てて掲示をすることで一定の伝達がされます。ただ,それで全ての従業員が理解しているのかと言うとそんなことはありません。人の読解力もありますしそもそも掲示物を見ていないなんて事も良くあります。
なので,伝達をする方法としては朝礼や部署毎に会議を開き品質方針はこうだ!と言うのを伝えることによって理解が更に高まります!そしてその伝達を本当にしたのか?を証拠として残しておくともっといいです。ISO9001においては全てのことに対して文書化する必要はありませんが文書化しておくに越したことはありません。ではどんな文書化をするのが良いのか?それは教育記録です!
教育記録はエクセルで作成するのが良いですが,そこには受講者の名前がわかるようにするのはもちろんですが,教育内容・教育の目的を記載出来る欄を作り,目的を書くことによって間違いなく伝達していることの証拠となるでしょう!
そして密接に関連する利害関係者が必要な場合に入手可能な状態にするとは何でしょうか?
それは,利害関係者,つまり顧客や外部の人たちです!ではその人たちが入手可能な状態にするにはどうしたら良いでしょう?そう!ホームページや会社パンフレットに品質方針を記載することです!
そうすることで外部の人が見える状態になるので,それはつまり入手可能な状態になったと言えます。
これは今回の要求事項の全貌となります!
まとめ
今回はこれで終わります!みなさんこの記事を読んでどう思いましたか?
結構簡単だなと思った方もいたかと思います!そうなんです!本当にやることはシンプルなんです。
また,ISOの中には言い回しがわかりづらい部分もあります。○○することが望ましい。○○しなければならないとか!一旦これについては,しなければならないはやらないとダメと思ってもらって良いです。逆に望ましいについてはやってもやらなくても良いので自分たちで必要だと思ったらやれば良いと思ってもらえれば良いのでそこは自社で線引きをしっかりすることでより品質マネジメントシステムが高まると思います!次回も引き続きISO9001の要求事項を解説していくのでまた読んで頂けたら嬉しいです!
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