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中小企業向け! ISO9001徹底解説8

ISO9001

こんにちは!今回もバッチリと要求事項を解説して行きたいと思います!
今回は5.2項について解説して行きたいと思います!ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです!

リーダーシップ

要求事項を理解しよう!

5.2.1
トップマネジメントは次の事項を満たす品質方針を確立し実施し維持しなければならない。

a. 組織の目的及び状況に対して適切であり組織の戦略的な方向性を支援する。
b. 品質目標の設定のための枠組みを与える
c. 適用される要求事項を満たすことへのコミットメントを含む。
d. 品質マネジメントシステムの改善へのコミットメントを含む。

要求事項の理解

品質方針を確立すると言う前提を覚えておきましょう!
その上で,品質方針とは何なのか?それを解説していきましょう!
まず組織の戦略的な方向性とは何か?それは顧客満足度の向上・維持をするために,
会社としてどのように活動していくかを明確にする必要があります。
そのことを押さえた上でどのようにするのか?
ここで必ず必要となるのは品質方針を基にして各部署が目標を具体的に計画出来るようにしなければなりません。
例えば,品質方針を年間クレームゼロ件と言う方針を立てたとしましょう、そしたら目標はクレームゼロ件を達成するために具体的に何をすれば良いのか?を具体的に計画します。
これが品質目標を設定するための枠組みです!

適用される要求事項を満たすためのコミットメントはこの方針を立てる時に顧客から要求される内容を盛り込みましょうと言うことです!この時,顧客要求事項は色々あると思うので全てを書く必要はありません。例としては顧客からの要求事項を遵守するなどの一文があると良いですね!

品質マネジメントシステムの改善についてのコミットメントについても似たような感じです!
品質マネジメントシステムを改善?意味わからん!って思う人が割と多いです!
では方針としてはどのようにすれば良いのか?例:品質マネジメントシステムを継続的に見直し改善に努めると書くだけで全てが解決します!
もちろん書いただけではダメで改善に努めた方が良いのは確かです!ですが,みなさん通常の業務があってずっとマネジメントシステムを見直している場合でもないですよね!私もそう思うので・・・
なのでコツをお教えします!結論内部監査で指摘事項として取り上げることです!そうなると指摘事項に対して処置を行わなければならないと言う状況が自動的に作られます!その時に行った処置を改善というのではないでしょうか?(不適合の是正処置は除きます)
なので,詳細は,9項で内部監査についてあるのでその時に詳しく解説しますが社内文書で不適合と改善の機会と区分を明確にわけ改善を繰り返しましょう!というルールを作ることでこの品質方針で言う部分を解決することが出来るのです!

まとめ

今回はこれで終わります!少し短い解説になってしまいましたがいかがでしたか?
品質方針を立てるのはめちゃくちゃ重要なことで,顧客満足度の向上を目指していくにはそのための行動指針が必要です。その指針はやはりトップマネジメント,つまり社長や経営層の人間が方針として打ち出す必要があります。これをしないことによって行動指針が定まらず,結果的にチームワークも悪くなったりする可能性もあります。こういった内容を総合的に考えるとやはり品質方針って重要ですよね!
次回は今回の品質方針を伝達するための要求事項についてです!どういう伝達が必要なのかを知ることで従業員との共通の認識を図ることが出来ます。なので次回もぜひ読んで頂けたら嬉しいです!

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