PR

中小企業向け! ISO9001徹底解説6

ISO9001

こんにちは!今回もISO9001の要求事項を解説していきたいと思います!
今回からは,ISO9001要求事項の5項に入ります!それでは早速解説して行きます!

リーダーシップ

要求事項を確認しよう!

5.1.1項

トップマネジメントは次に示す事項によって品質マネジメントシステムに関するリーダーシップ及びコミットメントを実施しなければならない。

a. 品質マネジメントシステムの有効性に説明責任を負う。
b. 品質マネジメントシステムに関する品質方針及び品質目標を確立しそれらが組織の状況及び戦略的な
  方向性と両立することを確実にする。
c. 組織の事業プロセスへの品質マネジメントシステム要求事項の統合を確実にする。
d. プロセスアプローチ及びリスクに基づく考え方の利用を促進する。
e. 品質マネジメントシステムに必要な資源が利用可能であることを確実にする。
f. 有効な品質マネジメント及び品質マネジメントシステム要求事項への適合の重要性を伝達する。
g. 品質マネジメントシステムがその意図した結果を達成することを確実にする。
h. 品質マネジメントシステムの有効性に寄与するよう人々を積極的に参加させ,指揮し,支援する。
i. 改善を促進する。
j. その他の関連する管理層がその責任の領域においてリーダーシップを実証するよう,管理層の役割
  支援する。
注記:この規格で事業と言う場合,それは組織が公的か私的か,営利か非営利かを問わず組織の存在の目的の中核となる活動という広義の意味で解釈され得る。

ん〜やっぱ難しいなぁ〜

まあ長いから難しいですよね!しっかりと解説します!

要求事項の理解

今回の要求事項は少し長いので頑張って説明したいと思います。
トップマネジメントは何をしなくてはならないのか?それは品質マネジメントシステムを回すために本気で取り組み,その責任を負うことです!
品質マネジメントの有効性はその品質マネジメントが正しく出来ているか・守られているかを正しく把握し,内部監査・審査を含めてその説明に責任を持つことです!

品質方針・品質目標は?
品質方針では,大枠の活動指針を設定することです。例えば品質方針といえば何が思いつきますか?
そう!品質が良い製品・納期を守れるなどが連想出来ますね!重要なことです。
では品質目標はどうでしょうか?
これは品質方針に対して少し解像度を上げた状態で決定します!例えば品質が良い製品から解像度を上げて連想されるのは製品クレーム件数ゼロ件,生産性の向上などですね!これが品質方針・目標を決定するということです!

事業プロセスの品質マネジメントシステムの適合については,ISO9001を満足しましょうということなので要求事項を把握し,それに対応出来る社内文書などを作成して運用する。これを徹底しましょう!
また,このマニュアルを作る中で品質問題でどのようなリスクがあるのか?それを対策するのにどうしたら良いのか?これを明確にすることでプロセスアプローチに対しても対応出来ます。

品質マネジメントシステムに必要な資源とは何か

ここが結構厄介な所です!それはなぜか?そう!

資源の幅が広すぎるということです!

まずは資源をはっきりさせないといけません。どういうことか?
人・モノ・カネを前提として考えましょう!
それでは人には何が必要か?もちろん必要となりうる人数がいることですよね!それと同時にその人が作業が出来る力を身につけていなくてはなりません。
それはどうすれば良いのか?

総務部を頼りましょう!

どういうことなのか?これは人が必要というのを大前提として考えた時に,誰がやるの?問題が出てきますよね!この求人活動についてを総務部に権限を与え,責任を持つ部署に設定します!それでは知識・力の管理はどうするか?
結論全ての部署長が責任を持ちます!まぁこれは当たり前ですよね!
ただ,その教育活動の支援をするのが総務というわけです!

ではモノはどうか?

モノについては色々あります。よくあることなんですがここで言うモノとは設備・機械などのイメージを持つ方が多いんです!
もちろん設備や機械についても当てはまります!でもそれだけじゃありません。
作業をするための手順をわかるようにするモノもあります。それが作業手順書です。これは立派な武器ですよね!これもモノの一貫として当てはまります!
こういったハード・ソフトと色々モノがあるのでぜひ取り入れてみて下さい!

そして伝達ですが,これは従業員へ内容を展開すると言うことです!これはトップ、つまり
経営者が全ての従業員へ行う必要はありません。(もちろん行うことは悪いことじゃありません)

伝え方として一番シンプルなのは経営者が各部署の長へ展開します。その後部署長は自部署に展開することで全ての従業員へ伝達したと言うことになります。(部署長は朝礼などで展開するのが良いかと思います)

改善については常に改善できることをないかを考えましょう!と言うシンプルなことです!
ただ,簡単に言うけどすぐ改善出来たらとっくにやってるよ!
そう思う方,多いのではないでしょうか?
ですがここは必ずやらなきゃいけないと言うわけではありません!促進すると言ってます!
つまり何か?そう!
ここ改善出来そうと思った時にやれば良いのです!

管理層の役割については必ずはっきりとしましょう。
こんな時に良いのが各部門毎に責任者・代行者の名前を付けて業務内容をざっくり書いた資料を作るのが良いかと思います!

まとめ

今回の内容はなかなか難しかったと思います!私自身も理解するのに苦戦した部分でもあり特に共有したい部分だと思っています!ただこの内容は伝わりにくいと思いますので何かわからないことがあればコメント欄で質問して頂ければ全て回答しますのでぜひお願いします!
次回は5.1.2項について解説して行きたいと思いますのでまた読んで下さい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました