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中小企業向け! ISO9001の徹底解説!4

ISO9001

こんにちは!今回も前回に引き続きISO9001の解説をして行きたいと思います!
今回は4.4項(4.4.1)について詳しく解説して行きます!ぜひ最後まで読んで頂けたら嬉しいです!

組織の状況

要求事項を確認しよう!

4.4.1項

組織はこの規格の要求事項に従って,必要なプロセス及びそれらの相互作用を含む品質マネジメントシステムを確立し,実施し,維持し,かつ継続的に改善しなければならない。
組織は品質マネジメントシステムに必要なプロセス及びそれらの組織全体にわたる適用を決定しなければならない。また,次の事項を実施しなければならない。

a. これらのプロセスに必要なインプット及びこれらのプロセスから期待されるアウトプットを明確
  する。
b. これらのプロセスの順序及び相互作用を明確にする。
c. これらのプロセスの効果的な運用及び管理を確実にするために必要な判断基準及び方法(監視・測定
  及び関連するパフォーマンス指標を含む)を決定し,適用する。
d. これらのプロセスに必要な資源を明確にし,及びそれが利用できることを確実にする。
e. これらのプロセスに関する責任及び権限を割り当てる。
f. 6.1の要求事項に従って決定したとおりにリスク及び機会に取り組む。
g. これらのプロセスを評価し,これらのプロセスの意図した結果の達成を確実にするために必要な変更
  を実施する。
h. これらのプロセス及び品質マネジメントシステムを改善する。

急に長くなりましたね・・・
意味わかりません!

確かに長くなりました!でも大丈夫!
しっかり解説して行きます!

要求事項の理解

4.4.1項難しいですよね!私自身もそう思ったりしてましたが,ISOを知っていく度にどんどんわかるようになりました!お答えします!

結論,お客様との引き合いから,製品・サービスを提供するまでの流れを作ろう!

あまりピンとこないなぁ

そんな方のために,この結論を深掘りして行きましょう!
まずは,自社でどの部署があるのかを把握しましょう!今回の記事は中小企業向けをイメージとしているので,部署としてはあまり多くないとします。営業部門・製造部門・生産技術部門・製造部門・品質保証部門・購買部門があるとして行きます!また,今回は結論を書く前に流れから説明します!

流れを作ろう!

1.ずは営業!

顧客へ製品・サービスを提供するにあたって最初の仕事はもちろん営業ですよね!どの部署も重要な
役割を担っていますが仕事を受注するには営業が必要です!この営業が行う業務を受注プロセスと言います!

2.次に生産技術

ここでは,生産技術を設計・開発をしている人と考えて下さい!
まず営業をしている段階で見積もりを出したりとありますが,その段階では自社で出来るのかがわからない状態だと思います!これが実現可能なのか?それとも自社で出来ないと言う回答なのか?
生産技術部門に委ねられることが多々ありますね!この業務はすでに製造プロセスに分類されることが多いですね!
ただ,自社で出来るのかを検討しているこの段階ではみなさんがイメージしている内容と乖離があると思います!私もそう思っているくらいですので・・・
なので会社によってはこのフェーズを設計プロセス・開発プロセスと付けて運用している会社も多いです!ちなみに私のイメージでは設計プロセスが一番良いと思っています!

3.必要な購買

さて,いよいよ製造!と思いきやここで購買業務が入ります!そうですよね?そう!
必要な材料を買わないとものは作れません!”ものづくり”を行う工場だとわかる方は多いと思いますが例えば家電なんかでもありますが,量産するためには何が必要ですか?
そう!金型が必要になります!

ん?それで言うと金型は自社製作だから

必要ないんだけど・・・

そう思う方!いらっしゃるかと思います!では一度考えて欲しいのですが,その金型を作るための材料はどうでしょう?買っていませんか?金型を作るための材料も作っていると言う場合,その材料を作るためのくず材料などはどうしてますか?
きっとこのフェーズで何かしらの購入を余儀なくされることでしょう。
この購入をするための業務を購買プロセスといいます!

4.いよいよ製造

さて,ここまできてやっともの作る“ものづくり”に入るわけですが,製造についてはご存知の通りかと思いますので一旦省略します!この業務については当たり前ですが、製造プロセスです!

5.品質保証

製造が完了しました!それではこのまま顧客へ提供していいのでしょうか?答えはもちろんいいえですよね!では何をするのか?

品質を保証するために検査やその成績書を作成したりします!

いわゆる適合証明をすることでその製品が顧客が求めた製品であることを証明出来るのです!

簡単に説明しましたが,これが一般的な仕事の流れです!

仕事の流れは分かったけど肝心なISOの

要求事項は?

安心して下さい!最初に書いたとおり,流れを作ろうということです!何も細かく書かなくて良いんです!この時に多いのは,品質保証体系だったりプロセスフロー図といったフローでプロセス名だけを上から順に書いて行けば良いだけです!

どうでしょう?要求事項だとめちゃくちゃ色々書いてあり,頭がおかしくなりそうですが,流れを書くだけだと認識すればそれほど難しいものではないんではないでしょうか?ですがこれだけではありません!要求事項を全て満足するにはフローに一手間加えなくてはなりません!

要求事項には監視・測定を何のためにするのか?そう!顧客満足度を上げるためですよね!
なのでフローと一緒に目標を書いて下さい!
例:目標:年間不良品発生件数ゼロ件など

そしてタートル図もあると良いです!ここには必要な資源を書く必要があります!

資源が何かわからない・・

大丈夫です!資源が何かを説明しますね!

ここでいわれている資源とは?そう!人・モノ・カネですよね!
この資源をタートル図として書くことで資源を明確にすることが出来ます。
そしてタートル図は部門毎で作成し,責任者を書いて下さい!ここは名前ではなくて製造部長と言った役職名で問題ありません!

最後にこれを定期的に見直し目標が変わったりなどをしたらその部分を変更する。
これだけで4.4.1項を満足することが出来ます!

まとめ

今回はここまでとなります!以下がでしたか?ざっくり4.4.1項はプロセスフローとタートル図があればいいんだと認識出来たのではないでしょうか?
もっと説明書いて・よくわからないと言った方がいたらぜひコメントを書いて下さい!
次回は4項全体で最後となる4.4.2項です!もちろん5項・6項と記事にして行きます!
なのでぜひ!また見てもらえたら嬉しく思います!それでは次回の記事でお会いしましょう!

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