こんにちは! Rikuと言います。
私は,製造業で勤務しておりISO9001,ISO14001,JISQ9100等の認証系の仕事を行なっており
現在進行形です。仕事をしている中で良くある話なのですが,要求事項の考え方,意味,それを自社にどのように反映するのか等が分からないという方が社内・外部にたくさんいることを知り,今私が持つ
知識を解説し,”ものづくり”に関わる品質マネジメントシステム管理,その運用の参考にし,運用を促進してもらえたらと思います。
いろんなサイトを見ていて思ったのですが,要求事項の解説はあるけど,「なんか良くわからん!」
と思う方!いるんじゃないでしょうか?そんな方はぜひ読んで下さい!
ISOの認証を既に有している方はもちろん,今後取得予定,予定はないけど自社内で品質管理の
ルール構築をしたい方はぜひ,本日より更新するブログを読んで頂けたら嬉しくい思います。
なお,解説する内容は,私自身の経験則からの知見を含んでおり,中小企業の製造業の方には特に意味のある記事であるとの自負があります!複数記事に分かれてしまいますが,全ての解説を読み終わった後には,要求事項とは何ぞや?社内文書の作り方,必要な文書が丸ごと分かるようになってますので
どうぞ!!
4. 組織の状況
組織及びその状況の理解
要求事項を確認しよう!
4.1項
組織の目的及び戦略的な方向性に関連し,かつその品質マネジメントシステムの意図した結果達成する組織の能力に影響を与える外部及び内部の課題を明確にしなければならない。
また,それを監視しなければならない。
何言ってんの?意味わかんないんだけど…
正直読みたくないですよね。笑
なので,何を言っているのかを解説して行きます!
4.1は,解説の記事に≒だと思ってもらって良いです!
顧客が,社員・経営者が求めていることを紐解くだけなんです!!
何言ってんの??そう思う方もいますよね!それでは詳しく解説して行きます!
例えば顧客が,自社に対して求めているものとは何でしょうか?
そう,提供される製品の品質が良く,納期を守る,これですよね!
では,製品の品質が良く,納期を守るためにどうすれば良いのか?
製造時の作業手順,作業方法等を標準化すれば良いですよね?ただ,ここで1つ問題が発生します・・・
人間でしか出来ない作業だから標準化なんて出来ないよ,そんなの,机上論じゃん。
実は,私もそう思いますが,その考えは払拭して適切な標準化をすることが出来ます。
この話を詳しく話すと,今回の記事からの内容がそれてしまうので今回はしません!!!
標準化の仕方,文書化の仕方を知りたい方は継続して読み続けて下さい!!
要求事項の解説が終わった後に必ず文書管理・文書作成・運用の仕方を記事にします!!!
納期の管理も同じで,計画的に生産を管理し,適切なリードタイムを確保すれば良いとなります。
では社員はどうなのか??実は社員の課題という面の方が難しかったりします。
課題がありすぎる
社員は,顧客は会社の求めていることですが,社員となると様々になります。
福利厚生の充実はもちろん,設備の自動化(AI),IoTを用いた生産管理など,現在の技術を用いて生産性の向上を図りたいという中小企業の会社が多く存在します。また,終身雇用が終わり働きやすい環境になっているものの,人の技術が密接に関わる工場などは,人手不足に追われます。そのため,多能工の育成に力を入れるなど,もう課題しかありませんね。ただもうこれについてはぶっちゃけしょうがないと思います。
では課題解決はどうするのか?
もうそれに関してはそれは取捨選択しかありませんよね!
以上が要求に対する解説となります。
繰り返しますが,外部課題は顧客が求めるもので内部は社員や社長が求めるものとなります.
管理・運用はどのようにするのが良いか?
ISOの要求事項である限り,これは審査機関による審査で必ず質問されます。なので,管理・運用策を
しっかりと作る必要があります。
管理方法→” 明確化 “
これに限ります。1枚の資料としてまとめておくのが良いでしょう。
どういう意味なのかを紐解いて行きます。
どのように明確にするのか?
会社で定めた年度初月にミーティング・会議をしましょう!(ここでは仮としてISO会議とします)
会議なんて意味がないと思っている方,多いと思います。しかし,この会議が,ISOを運営していく鍵に
なります。そしてこのISO会議には,各部署の長が出席しましょう!
では,会議では何をするのか?解像度を上げてみて行きましょう!
- 経営者からマネジメントレビューの発表
- 全員で外部と内部の課題を擦り合わせる
- 全員でリスク・機会を擦り合わせる
- 全員で利害関係者からのニーズと期待を擦り合わせる
- 経営者からの品質方針の発表
この5つです!5つの内容については,要求事項として別にあるのでその時に解説しますが,一旦
この5つを行うと覚えてもらえればと思います。そして,これを議事録に残します。(1枚の資料)
実はこれだけで,いわゆる” トップマネジメントプロセス “がほぼ全て対応出来るんです!
以上の内容を,覚えておくのが良いかと思います。ただ,うちには合わないしなぁといる方も
いらっしゃるかと思いますが,審査では口頭で説明を求められるケースが良くあります。
なので参考までに覚えておくのが良いかと思います!!
本日は,これで終わりたいと思います。次回は4.2について解説をして行きますのでまた
ぜひ見てもらえたらと思います!それではまた!!!
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